修羅の日記(公開試運転中)

ダイアリーから移転しました

2011-01-01から1年間の記事一覧

みなさまに感謝〜雪と北勢線、凸電の続き

■もう今年も残り少なくなりました。年の瀬でみなさんお忙しそうですね。みなさまがたには「修羅の日記」及びツィートにお付き合いいだたきまして、ありがとうございました。特にUさんやcjmさんに迎え入れていただいてブログまで立ち上げてしまい、誠に感謝の…

凸型電気機関車

■今月発売の「鉄道ピクトリアル」2012年2月号が凸型電気機関車を特集しています。この前デ61・62のことを書いたのは全くの偶然ですが、嬉しいことに特集にも「往年の凸型電機グラフィティ」として1960年に撮影されたカラー写真がでてきます。この地区の三重…

デ61・62でみる1/80、1/87の差

■軽便鉄模アンテナの「なんで日本のナローは1/87なのか?」という記事を読んで、虫干しも兼ね、ちょいと箱から2台を出して並べてみました。(黒)ひかり模型製完成品デ61(1/80、9mm)(緑)ワールド工芸製完成品「デ61・62」(1/87、9mm)。 この2軸凸電。…

TMS1月号を読む 〜 14歳が1969年に見たレイアウトの夢

■「えー!!新年特別号。どうも時期が早いな。」などといいながら、本棚から鉄道模型趣味を取り出して読んでみた。記事は「レイアウト建設記」「キハ82系の組立」「9mmゲージ自作蒸機」か、DD50はNゲージと間違いそうだけれど16番自作だな?。 さて、その1月…

JR「本線」9200キロ

■書店で手にとり読んですぐに買ってしまいました。いわゆる「本線」と名の付いた線路をめぐる鉄道旅の本で、中には本線の歴史や写真も織り込まれています。地元ですので関西本線と紀勢本線に興味が沸き取り上げ方もいいと思います。それにしても日本の鉄道は…

サカイで思い出す酒井 〜しらびそ高原の遠山森林鉄道79号機

■サカイ引越センターの泣かせるCMを見るたびに遠山森林鉄道のことを思い出します。 ■このCMの最初と最後に「日本のチロル」とまで言われる「下栗の里」の風景がでてきてロケ地が長野県飯田市、信州遠山郷の木沢小学校だとわかります。自分が訪問したのは2004…

「紀和町温泉トロッコ」

■今年9月上旬の台風12号によって熊野市や紀宝町など三重県南部が大きな被害を受けました。瀞流荘のブログで増水する北山川の様子を見て、トロッコのことを思い出し、懐かしさのあまりに「紀和町温泉トロッコ」の記事を引っ張り出したものですが、今から10年…

ポケット・サイズの鉄道古書3冊

■3冊ともたいしてレアなものではないですけれど、ヤフオクで買った写真の本が届きました。ポケットサイズ、「汽車の本」は概ねB6サイズ、オリジナル・サイズで、これまたオリジナルの段ボールのボックス入りという凝ったもの。あとの2冊は文庫サイズ、「大判…

森林鉄道と電力会社〜木曽川の筏流し 

■木曽川に中央線や森林鉄道が登場する以前、周辺で伐採される木材は、河川を使って桑名や名古屋に運ばれていました。たとえば伊勢神宮の20年に一度行われる式年遷宮のための用材は木曽から搬出されるわけですが、運搬経路が鉄道や道路に変わっても、木曽川を…

森林鉄道と電力会社〜屋久島

■前に中日新聞記事で屋久島の水力発電のことを紹介しましたが、発電所を営む屋久島電工㈱が、森林管理署とともに安房森林鉄道の管理者であることは、あまり触れられていません。HPを見ると炭化ケイ素の製造を親会社、太平洋セメント(おっ!三岐と関係あるね…

三岐鉄道80周年記念「徹底解説!三岐鉄道」合本

前に3号続けて三岐鉄道の記事を連載した「Rail Magazine」について「よくやるものだ。」と書きましたが(8月31日)、本当に「よくやった!」のはこの記事を書かれた南野哲志さんだと思います。あらゆる車両からあらゆる線路、あらゆる刊行物や資料まで、南野…

「よっかいち歴史浪漫紀行」

いささか旧聞になってしまいますが、四日市商工会議所の機関誌「商工春秋」に毎号掲載された5年60話の郷土四日市の歴史の話。毎号テーマを変えながら、よくもいろいろ話題を掘り起こしてくるものだといささか驚きを感じる。その60話が6月に御覧の本になり、…

コスモスと北勢線

■気温は上がったり下がったりしていますが、北勢線の東員駅付近で、今年もコスモスが見頃を迎えています。 カメラを構えて撮影する人もぼつぼつですが、ほとんどの人はスマートファンか携帯のカメラ。カメラを構えるのはおじさんのみ。自分も当たり前だけれ…

「むらむら・じおらま」第○話 「番外編」

【追記】「むらむら・じおらま」製作当時のカッコいい画像を置きます。木曾酒井10トン機関車と赤いカブースは日出生交通社主Sさんの自作。10トンは下回りにN用のポケットラインを利用し、滑るように走ります。また上回りはポケットラインのサイズに合わせて…

「むらむら・じおらま」第5巻 『淵(ふち)を作る」

■僕はモジュールやレイアウトにはよく水面を取り入れてきました。橋が好きで、車両が一番格好良く見えるのが橋の上だ、と思っているせいもおります。実物写真をみても橋の上が多いのですが、これは撮影に邪魔なものが少ないせいもありますね。橋のシーンには…

「むらむら・じおらま」第4巻「木をつくる」

■今年、公私ともに雑事で忙しい中ですが、木曽赤沢へ2回も行ってしまいました。中央高速を使ってうちから2時間半。ちょうどよいドライブコースです。 ■木曽赤沢の木は下刈り、枝打ちなど手が入り、幹は気持ちが良いぐらい真っ直ぐ。殺菌・浄化作用があると…

「むらむら・じおらま」第3巻「草を生やす」

■「草を生やす」 ■草も木も生きています。当たり前の話ですが、もう一度思い起こしてみましょう。草や木は根から水分を吸い、太陽の光で葉で光合成をし成長し、種を落とし枯れます。実はレイアウトの季節感はこの循環のサイクルを意識することで表現します。…

「むらむら・じおらま」第2巻「地面」

■いよいよ佳境に入りました。待望の地面づくりです。ここまで来たらフィニッシュまで一直線です。 ■先に材料と道具を左に上げました。「ミラコン」は乾燥しても粉っぽくしょぼしょぼした感じが大好きで、多用しております。 ■茶漉しで振りまいたり、スプーン…

「むらむら・じおらま」 第1巻「地形とスパイク」

■「作りたい!」といきなりむらむら来たもので、ろくな設計も無しに極めて感覚的に進めました。左は製作開始後2日目の姿です。娘曰く「これって氷山?」。スタイロフォームを5段重ねてスチロールカッター→鋸→レザーソー→グレープフルーツナイフを順番に使…

「むらむら・じおらま」第0巻

■「むらむら・じおらま」。変な名前ですが表題としては「木曽森林鉄道タイプ習作車両展示台」として、かつての自分のホームぺージで紹介していました。製作は1998年(平成11年)、それから12年以上も時間が経過してしまいました。 ■当時、HPにモジュールやら…

回想、ドイツ生まれ明治時代の機関車B6

名古屋市科学館には地元四日市の石原産業専用線で働いていた蒸気機関車B6、2412が保存されています。 この機関車の国鉄時代の形式名は2400になり、1902年ドイツ・ハノーバー製のこの機関車の仲間は、オリジナルであるイギリス製の形式名2100、2120、アメリカ…

彼岸華と北勢線(2)

【北勢線大泉駅】今年の季節の歩みは早く、秋の深まりを感じるこのごろです。台風の影響で咲き始めるのが遅かった彼岸花も、御覧のように色褪せがしてきて、今週中にはすべて花びらを落としてしまいそうです。初秋を彩るヒガンバナはユリ科の植物で球根から…

彼岸華と北勢線

■今年は台風の影響か彼岸花の咲き始めるのが一週間くらい遅かったみたいです。この写真は残念ながら今年ではなく数年前に楚原ー麻生田間、護国神社入り口で撮影したものです。先週この場所にでかけてみましたが、田んぼの畦道には咲いていたものの、この写真…

 文化財になったイギリス生まれの可愛い鉄橋〜近江鉄道本線愛知川(えちがわ)橋梁

■交通量の多い国道8号の道路橋、新幹線のコンクリート床板を連ねた橋の間に背も低く控え目にある橋。琵琶湖に注ぐ愛知川の河口近くにあり橋全体の長さは239mと相当長いが、10スパンのうち9スパンのプレートガーダー、一番東のこの橋だけがポニー・ワーレント…

「昭和の鐡道と旅」

昭和の鉄道と旅 (AERAムック)出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2010/11/30メディア: 大型本購入: 1人 クリック: 22回この商品を含むブログ (4件) を見る きのう「砂の器」の話で参考にした、朝日新聞AERAムックですが、発売直後、電車の時間待ちのとき…

カマタの操車場はここ?テレビドラマ「砂の器」

[■松本清張の「砂の器」は映画や何度もドラマが制作されており、自分も何度も見ているので、ストーリーはほとんど頭の中にあり、あとは原作とどこが違うとか、配役や撮影場所がどこかとか、余計なことに関心が向いてしまう。前の拳銃の話で、「あまりにもシ…

台風15号

また台風が接近、もう少し東よりに進んでくれることを祈る。こちらは雨はそれほどでもないが、昨日、名古屋は庄内川が溢れひどいことになった。1つの台風でこれだけ広域的な被害を引き起こすとは・・。 西側にあたる近鉄はまだ動いているが、これからどうな…

加悦鉄道SL広場のポーター103号機

■実はこの写真を撮った時には、cjmさんのところにばっちり紹介されていることは知りませんでした。 長者丸作業部カバーフォト で、この機関車について、あまり知識もないまま「あめ車のポーターじゃん!」と大騒ぎで、写真を撮りました。キャブに乗って記念…

天の橋立で出会う新旧特急電車「はしだて」183系と287系

■ JR西日本の183系は「北近畿」で使われていた485系を直流化したもので、この電車は「こうのとり」、「はしだて」、「きのさき」などの北近畿の特急に充当されてきたが、新型287系に順次置き換わっていくそうである。この前身の485系には何度も乗っていると…

「脱原発考え―島ごと自家発電」屋久島ルポ

今日の中日新聞(東京では東京新聞)朝刊一面の「脱原発考」で、屋久島電工㈱の「安房川第一発電所」の水力発電のことが紹介されている。全国平均の倍、年間4500ミリの豊富な雨量による発電、電力の「発送分離」など、今後のエネルギー政策を考える上で参考…