修羅の日記(公開試運転中)

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サカイで思い出す酒井 〜しらびそ高原の遠山森林鉄道79号機


サカイ引越センターの泣かせるCMを見るたびに遠山森林鉄道のことを思い出します。
■このCMの最初と最後に「日本のチロル」とまで言われる「下栗の里」の風景がでてきてロケ地が長野県飯田市、信州遠山郷の木沢小学校だとわかります。自分が訪問したのは2004年11月ですが、お天気が抜群に良く、標高の高いところの澄んだ空気を通して見る南アルプスの山々と空の色は記憶に残る素晴らしいものでした。
■「下栗の里」からさらに山を登ったところにあるしらびそ高原の「ハイランドしらびそ」の前には遠山森林鉄道の酒井工作所製ディーゼル機関車が保存されています。

ハイランドしらびそHP:http://shirabiso.com/
(注)今年の営業はすでに終了しています。

■おそらく日本で一番高いところに保存されているディーゼル機関車じゃないかと思うのですが、雨ざらしにもかかわらず、定期的に塗り替えているなど手が入っていたため保存状態は割と良い方ではないかと思います。行った時には排気筒にビールの空き缶が差し込まれていてご愛嬌でした。



■客車は、横の羽目板になっていて王滝森林鉄道のものに似ていますが、台車には担いバネがあり、木曽谷でメジャーな岩崎レール製の運材台車ではなく日本農林機械製とききました。最近、遠山森林鉄道の復活に向け地元ではさまざまな催しが企画されているときいています。自分もぜひ、またもう一度、あの碧い空や下栗の里の風景をみてみたいなと思います。











【追記】サカイ引越センターのCMは今月からは別のものになったようですが、6月に遠山森林鉄道のイベントで木沢小学校を訪問されたcjmさんがCMの板書きがそのまま残っている画を提供していただきました。前に書いた紀和町など紀伊半島の奥もそうですが遠山郷も古くて良き日本の田舎がそのまま残されている場所。この板書のある教室の雰囲気を見るだけで、40年以上も昔に自分がいた場所のような気がして、あまりの懐かしさに涙ぐんでしまいます。歳をとってしまったせいかもしれませんね。ありがとう!(2011-11-23)