修羅の日記(公開試運転中)

ダイアリーから移転しました

コスモスと北勢線

■気温は上がったり下がったりしていますが、北勢線東員駅付近で、今年もコスモスが見頃を迎えています。
カメラを構えて撮影する人もぼつぼつですが、ほとんどの人はスマートファンか携帯のカメラ。カメラを構えるのはおじさんのみ。自分も当たり前だけれど「おじさん」。「おじいさん」と呼ばれるのは、孫がいるわけではないので心外だけれども。
■カメラを持って列車が来るまで、撮影ポイントを探しぶらぶらしていると、近くの保育園のこどもらがお散歩でやって来ました。下り列車に、園児たちが手を振ると、それに応えて園児たちの近くで警笛一発「ファーン!」。
園児たちが帰ろうとするので先生に「上りも2分後に来るよ。もう一回手を振るかい」と教えてあげる。

■みんな牛乳パックで作った虫カコ兼植物採集箱をぶら下げていて、ある女の子が捕まえたバッタを見せてくれます。「バッタ怖くないの」「もぞもぞするけれど大丈夫だよ」と話していると、いつのまにか5人+保育園の先生が集まってくる、こどもらが僕に箱の中身を説明してくれる。一人ひとりに「すごいね」ってやっていたら・・。
また別の女の子が、取ってきた花を笑顔で僕に差し出してくれる。花を胸のポケットにつけて「ありがとう」と言ったら、みんながニコニコしてくれる。
■病気のせいで顔の筋肉の動きが悪いため、なかなか自然な笑顔ができない自分だけれど、精一杯作った笑顔を子どもたちに向ける。
東員駅交換の下り列車がやってきた、またもやクハ202が先頭の例の連接車がやってくる。子どもたちが一所懸命に電車に手を振る。
■3歳の天使のように無垢なこどもらに囲まれて、コスモスの花言葉は「少女の純真」ということを想い起した。