修羅の日記(公開試運転中)

ダイアリーから移転しました

桜と北勢線

■今年の桜は寒かったせいで遅れたけれども。蕾のまま先週の爆弾低気圧の暴風をやり過ごし今週に入ってから一気に花開きました。ソメイヨシノという品種は接ぎ木で日本人が作り出した花だそうですが、大きくなるのは早いですね。

■朝もやに包まれる桜は、うちの近くの旧堤に平成7年冬に苗を植樹したものです。苗は当時成人式で配っていたものですが、要らない人が置いていくものを市から譲り受けたもので、およそ60本。親指を一回り大きくしたくらいの太さのものが、16年経過して御覧のような立派な桜堤に。

■当時、ほとんど冗談で「桜の下で宴会したいねー」などと話していたのがきっかけで、町内のみなさんと一緒に植えたのですが、さすがに堤防の長年突き固めた土はコンクリート並みの固さでスコップだけでは歯が立たず、ツルハシを振るう羽目に。おかげでその後2、3日は腰がへなへなでした。

■それと当時は堤防はそれこそ町内の農家で定期的に野焼きしていたので、それができなくなると苦情も頂戴したのも懐かしい思い出です。すっかり住宅地になってしまったこともあり、今はダイオキシンがでるとか洗濯物に灰がつくとかうるさいですものね。野焼きできなくなった代わりに年に数回、町内総出で草刈り機で堤防の草を刈っています。

■桜の木は早く大きくなる代わりに寿命も短いと聞いています。その意味では今一番元気なんでしょうね。そして自分たちが死んだ後もこの桜は残って花を咲かせてくれるものだと思います。

■暖かさに誘われて、またもや北勢線沿線に。東員町のホクセイスーパー近く、戸上川の桜堤でコスモス畑で出会ったように幼稚園児たちにまた遭遇。電車に桜を写し込む写真は。とても成功したとは言えませんが、三岐カラーの鮮やかな黄色に救われて「春らしさ」だけは感じとっていただけると思いますが、いかがでしょうか?

■粘ればもう少しましな写真が撮れたかもしれませんが、治療のためにサウナで汗を出してみることにして早めに撤収。