修羅の日記(公開試運転中)

ダイアリーから移転しました

デ61・62でみる1/80、1/87の差

軽便鉄模アンテナの「なんで日本のナローは1/87なのか?」という記事を読んで、虫干しも兼ね、ちょいと箱から2台を出して並べてみました。(黒)ひかり模型製完成品デ61(1/80、9mm)(緑)ワールド工芸製完成品「デ61・62」(1/87、9mm)。
 この2軸凸電。ぼてっとして、なんとなく冴えないスタイルですが、オリジナルは松阪鉄道が電化して松阪電気鉄道となるのに伴い1927年に田中車両で製造されたもので、当初の名称デキ11と12の2両が在籍。戦時統合の三重交通時代にデ61・62となり、三重線へ転属して1960年代まで使われた、また北勢線で入換に使われたこともある。という機関車です。

■2台の模型は製作された時期が20年くらいの差があるので、出来を比較するのには無理があると思いますが、1/87、9mmが主流の軽便模型の世界で、せめて80分の1の模型が違和感なく使えるかどうかを考えると、自分は持っていませんが、モニなどの電車は大きさの違いが目立ちすぎる感じがしますが、凸電デ61・62や箱型電機デ51あたりは混ぜても雰囲気を壊さないのではないかという感じがします。それを確かめるためにはレイアウトの上で客車を牽かせて検証したいところではありますが・・・。
■80、87の違いの不具合でホームにぶつかったりしないよう、車両限界はきちんとしておく必要があると思いますが、レイアウトやモジュールづくりでは、エコーモデルの豊富なアクセサリーなど1/80のものも混ぜて使ったりしたことがあり、実物が大きいか小さいかによっても、1/87の世界に自然に溶け込めるかどうかは違うような気がします。