列車往来〜北勢線在良(ありよし)駅
■この寒さ。秋が早くも終わりそうですが・・柿の色がつやつやしてカメラを向けてしまいましたが、見た目甘そうでも渋いのか?わざと残してあります。もしかして「鳥さんのとりぶん」なんちゃって・・。
■オヤジギャグ(年齢的にはジジイ・ギャグだ)を飛ばしている場合ではなく、この間から時々、北勢線に出張って三重交通色のリベンジ。後ろ向きが残念ですが、まあまあこれぐらいの感じ、この時期の朝の太陽は影が長く架線柱を避けても、これだけの密度だと影がどうしても映り込みます。
■ついにコンデジではなく余り出番の無いD300Sを持ち出してハイスピードシャッター。普段ゆっくり動くものしかとらないから全然慣れてないC-Hモード。ひと押し20枚!影を避けたのはわずかに2、3枚(ガクッ)。
■車で移動しているので、駅の中を見ていませんでした。ちゃんと三重交通色の案内が・・。先日の南野さんのコメントどおりに来年秋ごろには4両ともこの色に揃うことが書かれています。
■せっかく出張ったので、風呂に入って温まった後、桑名市蓮花寺のファミマで昼飯を買うついでに、ちょっと裏に回って「在良(ありよし)駅」にでも行ってみるかー。
■在良駅は高速道路(東名阪)の高架下に隣接した狭いところにちんまりと収まっています。こういうシチュエーション(♪)も珍しいのではないーー。シチュエーション♪
■駅舎は狭い・暗い・寒いハト小屋みたいで趣味に合わないけれど、こじんまりとして利用者には使いやすい形かもしれないと感じました。ただ高架下で風が吹き抜けるようで西側には風除けのアクリルボードが設置されています。朝早くはそれでもきっと寒いだろうなあ。
■ホーム場には例の古いアメリカンスチール製レールが柱に再利用されているはずなのですが今回はパス。
■下り列車がやってきました。この時間、在良駅で列車交換。西桑名行き上り列車が出た後に東側のポイント通過。
■「バタン!」という大きな音で、ここはスプリングポイント(発条分岐)なんだったと改めて認識。
■標識の矢羽根のSの文字をまじまじと見てみる。スプリングポイントとこういう仕掛けを模型で再現しようと、よく考えていたっけ・・。
(矢羽根形の発条分岐の転轍機標識は白線とS字となっていて区別できる。)
●こひつじの家 鉄道用語解説
「スプリングポイント」http://www.isok.jp/rail/term/term_su/spoint.htm
「転轍機標識」http://www.isok.jp/rail/term/term_te/swtarg.htm
■もうすぐ11月も終わり、今年もあと1カ月かー、時間が経つのは早いなー、としみじみ。
【追記】
■RMモデルス2014年1月号に「三重のナロー電車たち」という特集記事が。高橋さんやみのるさんの端正な作品もさることながら、読み物としてもまとまっています。
■しかし「ナローとは?」から始めないといけないかなー?と思うのだが、確かにtwitterで[頭文字Kさん」のご指摘のように身近にナローが無い人には、ただの「田舎電車」としか映らないかもしれない。
■「軽便電車」という名称は大先輩である吉川文夫さんか諸河久さんあたりがお使いになったのが最初だと思うのですが、軽便鉄道が電化したものとすると、軽便鉄道法でできた1,067ミリもあるからややこしい。それをまた大私鉄が吸収合併して・・となるとベテランモデラーでも頭が混乱してしまう。
そして、また地方私鉄の味を持った軽便電車となると現実のものよりも・・
@monogusa_t なるほど法勝寺鉄道とか北恵那とか石松電車のスパイスを井笠か西大寺の「正調」軽便鉄道に加えると、ああいう味になるかもしれない。
— 修羅 (@syura_muramasa) 2013, 11月 27
■北勢線などは現代の交通システムとして機能しているわけですが、モデラーとしての視点で「軽便電車」のイメージはものぐさ先生のツィートのように昔、消滅したサブロクの幻影がつきまとうようです。趣味的にしかとらえれない自分も内部・八王子線がパステルカラーになってから撮影する気が無くなってしまいました。無くなっていくものを養老鉄道などサブロク路線に求めているのかもしれません。■U氏によれば、ナローゲージモデラーの電化ナローへの抵抗感が無くなったのはKBMCのモジュールあたりからじゃないかということですが、「軽便電車」ということばに関するツイッターのやりとりが面白くて、あえてここに転載した次第です。
ところでブログへの貼り付けを試すのは初めて、こういうことができるのは知りませんでした(笑)。
■「ナロー電車」というくくりは案外、苦肉の策かもしれませんネ。となると「なんじゃ、このことばは!」ってヒネるのがいるから「ナローとは」と解説しながら実は定義を展開しているわけで、意外に苦労が多いこの鉄世界。というのは失礼ながら勝手な推測です。
RM MODELS (アールエムモデルス) 2014年 01月号 Vol.221
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