修羅の日記(公開試運転中)

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天の橋立で出会う新旧特急電車「はしだて」183系と287系

JR西日本の183系は「北近畿」で使われていた485系を直流化したもので、この電車は「こうのとり」、「はしだて」、「きのさき」などの北近畿の特急に充当されてきたが、新型287系に順次置き換わっていくそうである。この前身の485系には何度も乗っていると思うが、国鉄色に塗られた福知山電車区の車両たちは、夏の空をバックにすると、なかなか絵になる存在だと思う。

■こうして並べると先の気動車特急「はまかぜ」の系譜ではないが、運転台の位置とそこに至る前面の「形」に共通するものを感じる。一列3席、5列のグリーン車の車内は比較的簡素なデザインながら、上品な感じがした。
 城崎温泉でゆっくりするために企画した旅だったが、甥の解説付きで、いろいろなものが撮影できた旅だったと思う。



■京都行「はしだて6号」クロハ183-803(前面貫通式)、京都行「はしだて4号」クモロハ286-1、間には奥まって北近畿タンゴ鉄道の西舞鶴行「タンゴ悠々」。183系の前身485系も含めて、あちらこちらで見かける、さして珍しくない電車だったと思うが、こうして新型に置き換わって、次々と廃車になると思うと、ローカル特急の短い編成ながら「こだま」151系ボンネット特急からの直系たる歴史の重み、国鉄色の姿に堂々とした風格まで感じてしまう。

豊岡駅に進入する183系新大阪行き「こうのとり12号」(前面非貫通式)