修羅の日記(公開試運転中)

ダイアリーから移転しました

角型の可搬式ガソリン計量機

■病を得てから家族には迷惑をかけ通しですが、特に下の娘は大学進学という時期に身体が動かせなくなり、金沢という別の土地での暮らしを不安な中でスタートさせることにもなってしまい、いまだに悔いが残ります。

■それから2年半、まだ病気に悩まされていますが、この下の娘を金沢に送りがてら、試しに能登に家族で旅行することにしました。試運転第3段階、トップギアまで行きませんが、だましだまし3速走行ですな。

■ゆっくりお湯につかった翌朝、旅館の近くで見かけたこの赤いガソリン給油機に目が釘付けになってしまいました。

■昔々、ガソリンスタンドでも使われていましたが、我々ナローゲージ・ファンにとっては林鉄や軽便、地方鉄道でDCとDL、いやディーゼルカーディーゼル機関車のいるところや、必ずでてくるアイテムであります。その意味ではアクセサリーとしては人気のあるものです。

■鉄道では早々と姿を消してしまいましたが、田舎のガソリンスタンドには比較的最近まで残っていました。これは多分、草刈機などの農業用とかに2サイクルエンジン用の混合ガソリンを少量入れておく必要があり残っていたものと勝手に推測しております。

■しかし、これも防火のため地下タンクでないといけなくなり急速に姿を消してしまいます。いや田舎のガソリンスタンド自体が地下タンクの更新費用などで経営打ち切りで無くなってしまいそうな勢いです。この能登でも土地勘のない旅行者にとってはガソリン残量が不安になり、車を止めナビでガソリンスタンドを探す羽目になりました。

■話が例によって脱線しました(笑)、もう少し画像を並べて見ます。

■お気づきでしょうか、この給油機、給油塔が円錐ではなく四角錐のような形になっており、中々個性的なスタイルです。どうも一般的なものではないなあと思い検索をかけてみました、国内では現在ガソリン給油機で世界第3位のシェアを誇る㈱タツノ(旧龍野製作所)、国内で初めて可搬式給油機を開発した京都の富永製作所。このあたりの製品が普及していたみたいです。

タツノ  http://www.tatsuno.co.jp/ 
富永製作所 http://www.kyoto-tmc.co.jp/

■古い給油機の画像を集めたサイトに映っているものもこの2社のものです。(それにしてもすげー名前のサイト)
糸目姐さんの失血日記「可搬式ガソリン計量機で萌え〜♪」http://green.ap.teacup.com/hourou2009/587.html 

■製造者の名前がよくわかりません。というのもきちんとラベルを確認するのを忘れたからです。下のキャップから「後藤油機工業」という名前なのではないかと推測するのですが、そんな名前ではネット検索にかかりませんでした。どなたか解れば教えてほしいものです。この角型が鉄道で使われているも写真等でみたことがありませんが、中々良いデザインで模型にしたいくらいですよねー。

■最後この給油機が置いてあったところを紹介。かわいい鉄腕アトムがお出迎え。
どなたか給油塔の下にあるラベル確認してきてくださいなーー。

「和倉昭和博物館とおもちゃ館」http://toymuseum.jp/