修羅の日記(公開試運転中)

ダイアリーから移転しました

「男の隠れ家、シェイ好き」

■今朝も冷えましたね。3月も末ですぜ、うちの畑の梅もようやく花が揃ってきた感じで1か月くらい遅れているのじゃないか、とも感じますね。テレビで2月末ごろに録画した京都の北野天満宮の梅林の様子がさっぱりなのにびっくりしました。自分も娘も受験前の合格祈願に参拝したことがあるのですが、今年は梅の花は受験には間に合わなかったかもしれませんねー。いっそ桜の開花が早くなれば、梅と桜、菜花の共演なんて絵が見れるかもしれませんね(笑)。
■春になり体調の大幅な回復、年度変わりに業務復帰といきたいところでしたが、残念ながらまたもや背中の痛みや苦しい呼吸がでてきてしまいました。まだまだ2年ぐらい飲んだ薬の副作用が抜けていないのに、焦ってウォーキングのスピードを上げたり距離を伸ばしたのが裏目にでてしまいました。去年、何度、同じことをやって失敗したのか・・(溜息)。痛みでパソコンを触るのも大変で、横になって休み休みだったり・・。暖かくなって体調が上向くのを期待しています。



■今日は「男のロマン」シェイの話題。この間オクでバックマン・スペクトラムのOn30シェイを競い合うこともなく、9,800円と激安の値段で手に入れてしまいました。譲っていただいた方は箱のビニールを、わざわざ走行テストをするためだけにナイフを入れて破ってくれたみたいで、新品じゃないか!それも2台、森林鉄道ロゴとマイニングロゴ。「さあ、これで何やろうか?」って買ってしまってから考えています。
■詳しいあららぎさんによれば、台車に金属製のシャフトを通して車軸を駆動しているプラ製のべベルギアがよく割れるそうで、NWSL(ノースウェスト・ショート・ライン)社の交換用の金属製部品を案内していただきました。

■できることならDCC・サウンドを塔載したいと考えてます。TSUNAMIがポピュラーなようですが約1万円の機関車よりデコーダーの方が高くなってしまいますね(笑)。
■走行は良好でカーブはどこまで回るのかも後ほどテストするつもりです。

■ギルピン・ゴールド・トラム(Gilpin Tramway 以下「ギルピン」)3号機のOn2(1/48,12.7mm)モデルです。ギルピンはコロラドにあった金鉱の坑道出口から選鉱所(mill)までを結ぶ軌間2フィート(610mm)の「鉄道」と言うより「作業用軌道」です。あちこちの炭鉱を急曲線・急勾配をスイッチバックしながら結んで鉱石を運ぶという比較的地味な風景の軌道なのに、C&S(コロラド・アンド・サザン)鉄道と接続していたこともあって、アメリカでは何故か人気があります。たぶん後ろに映っているMalloory Hope Ferrellの本も人気に一役買っているのでは思いますが、一番の人気の秘密は何といっても「シェイがいた」ことでしょうね。

■模型はインポーターOverlandでMS Model製作。10年くらい前にコロラド模型店 Caboose Hobbiesの中古ブラスを通信販売で買ったものです。Overlandは時々、鉄橋や給炭塔のストラクチャーなど珍しいものをブラスで供給していますがOn2のシェイという特殊な機関車を「ようやるわい。」と感心して走らせるまでもなく、眺めるだけで撫でまわしていました。

■走らせるOn2のレールがないのでハンドスパイクでもしようか、と思うだけで何年もほったらかしにしていたら、恥ずかしながらあららぎさんに「IMONの12ミリのレールをお持ちじゃないですか!」と言われ、初めて気づいてやってみたのですが12ミリのレール上でも十分快調に走ります。

■1980年代の他の韓国製ブラスの例にもれずロストパーツてんこ盛りでキャブインテリアに至るまで細密感十分ですが、あららぎさんのサイト、fragmentで紹介されているシェイと同じく一部のパーツの取り付け方に問題があったりします。まあクラフツマンでもない自分には十分すぎるほどのすごい模型ですけれど。

■2フィートよりもバックマンとの使い回しで、レイアウトをつくるならば、On30に改造した方がよいかとも思い、ひっくり返して見るのですが、この模型はGrantlineの動力を使用して「台車の片軸を駆動しシャフトでべベルギアで反対側の車軸に伝動、ユニバーサルシャフトでシリンダーのクランクを上下させ、またユニバーサルシャフトで反対側の台車へ伝動」って文章で書くとめちゃくちゃ難しいなー(笑)要するに典型的なシェイの模型の動力伝動方式です。

■うーん、狭める改軌も難しいけれど、拡げる改軌ももっと難しいなあ、それに珍品の模型だけに「そんな勿体無いことをー。」って怒られそうな感じがするな。いっそバックマンの1万円シェイの台車を移植するかーーなど考えていますが、パソコンを触るだけで脳神経から痛みが走る身体ですので、手は付けずしばらくお預けに。クラフツマンのみなさま、またの機会にいろいろご指導ください。

■終わりに3台集合して記念写真。アメリカ型のナロー模型には「ロードネーム(鉄道名)」とは別に「ギヤードロコ」ってジャンルが存在するって感じますね。バックマンのTボイラーのシェイは2シリンダー、ギルピン3号機は3シリンダーですので、ギルピンが一回り大きい感じがしますけれど。この本には2号機の図面がでているのですが、こっちは3シリンダーなのに小ぶりでバックマンと大きさが変わらないので、バックマンのシェイをギルピン風に改造するレジンとホワイトメタルのコンバージョン・キットがWiseman Modelから売られています。

■しかしバックマンのシェイはよくできていますねー。「時代を創った革新的なモデル」だと改めて思いますね。それにレイアウトビルダーにとっては1台手にしただけで線路が作りたくなりますねー。例のHOn3の黒石といい、よくできた模型には活躍する舞台を与えてあげたくなるのが人情(?)です。

■昔、PBLのSn3のフォアグラウンドモデルに惚れて、HOのD&RGWのブラスモデルを全部叩き売って購入資金に充てて、ナロー専業になったことを、ひさびさに思い出しました。いかん、いかん、かなりヤバい!!シェイはやっぱり「男のロマン」のままの方が良いのかもしれません。