修羅の日記(公開試運転中)

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ハドソンC61 20だ!

 7月末に大学生の甥と保養を兼ねて城崎温泉に行くのに、播但線山陰本線の一泊の撮影旅行をした。鉄道に乗っていくか、車で行くか、迷った挙句、自分の体調の変化を考えて車にした。播但線の撮影旅行はとても楽しかった。写真は改めて紹介したい。自分はNikonD300sを持参したが、甥はよほど撮り慣れているのかキャノンのコンデジで撮っていた。同じものを撮っていても甥の写真の方が構図などがしっかりしていて綺麗で、D300sの性能任せで撮り慣れていない自分より腕は上と、はっきり感じさせる写真であった。

 甥は小学生のころから時刻表が頭に入っていると思うような見事な「鉄」ぶり。先の旅行が乗り鉄なしで物足りなさを感じたか、お盆の8月15日から再び2泊3日「青春18きっぷ」を使って、話題のC61を撮影してきてくれた。
 これは、文句なしに格好良い。まず色が非常に落ち着いた感じがして蒸機らしさがある。また前面煙室の丸みといいキャブ下の二軸従台車といい、バランスよくまとまって柔らかな感じがする。アルコやBLWなどアメリカ型の蒸機に傾倒してCやDのつく蒸機に興味がなかった自分にも、「日本の蒸気機関車もいいものだ」と素直に感じさせる。

 甥はすべて普通列車で3日間移動したが、概ねの行程は、JR関西本線朝日駅名古屋駅東海道本線普通を豊橋、沼津で乗り継ぎ→川崎で京浜急行を撮影→上野駅高崎駅(泊)→上越線水上駅高崎駅(泊)→信越本線横川駅→鉄道文化村→碓氷峠をバスで→軽井沢駅しなの鉄道→長野→長野電鉄を撮影→篠ノ井線スイッチバック姨捨駅→松本駅中央西線中津川乗継→名古屋駅関西本線朝日駅。という具合である。「ずっと鉄道に乗っていたい。」という気持ちがないとこういう旅は無理です。ナロー模型の撮影と家族のスナップ写真だけで実物の鉄道はほとんど撮ったことがない、撮る気もなかった自分には今のところ、そこまでの気持ちがありません。50歳代後半で鉄道写真に目覚めた初心者の自分は弱くなった足腰を引きずりながら、甥の写真をみて謙虚に撮り方を研究しています。