修羅の日記(公開試運転中)

ダイアリーから移転しました

谷汲(たにぐみ)の赤い電車たち

■暑いですね。相変わらず体調をみながら生活しています。家にいても暑いしどこかへ行こうと思い立ち。

■これも前から行きたいと思っていた「谷汲」に目的地を定めました。片道約50キロくらい、ナビは桑名市国道1号で橋の真ん中から左に折れ、宝暦治水の中仕切り堤防の上をずっと北上、安八から大垣の東側を揖斐川の堤防を北上するコース。「堤防道路」は奥美濃のスキー場へ行く時に昔よく使いましたが、余裕の無い2車線道路を大型車輌がばんばん走るため、恐怖を感じる道路です。飛び出したら確実にダイブ!運転初心者の頃の「怖さ」が久しぶりに甦ってきました。

■輪中堤防を北上すると「鮎解禁」の揖斐川大橋へ、名神高速道路、新幹線、国道、東海道線の順に大きな長い橋と次々に交わる。こういう古い組み方のトラス橋に魅力を感じますね。


■谷汲の赤い電車がいるところは、廃線になった名鉄谷汲駅をそのまま利用した施設、改札をくぐって大屋根の下のホームへって、田舎の終端駅の良い雰囲気が横溢して、それが好きな人間にはたまらない。名称は「谷汲昆虫館」で小さな建物が寄り添うように建っています。

揖斐川町谷汲昆虫館 http://www1.town.ibigawa.lg.jp/kankoujyouhou/experience/kontyu.html

■2両の保存車輌の状態も良く線路も行ったり来たりくらいはできる範囲で残っているのは良いですね。今日のような平日の暑い日にうろうろする人間も少なく、ほぼ独占状態で一杯写真を撮影していると、ポスターが眼に入った!

■まず何!?「クワガタ」じゃなくて「ジオラマ運転会」えーーと毎月第3日曜、今月は先週の土日にやっていたのか、おまけに谷汲線ジオラマ製作中の予告も。昆虫館では今は「せとでん展」を10月6日(おいおい軽便祭と王滝フェスの日だろ!)までやっている。ということで200円入館料を払って昆虫館へ入れてもらうことにした。

■客がいないため切ってあった電気と冷房を売店の女性が入れてくれたが、中々効いてこない、特にせと電の展示の階段は暑いので、あま長い時間見ていなかったが。

■せとでん、最近例のノスタルジー本でもそうですが、懐かしいです。いい写真がたくさん展示されていて、もっとじっくり見ておきたかったのですが、汗が滴り落ちてくるのをこらえながら自分の好みの数枚を撮影させてもらいました。それとよく作り込まれた瀬戸駅Nゲージのセクションがあったのですが見にくい位置に置いてあり残念。

■鉄道ジオラマ。「レイアウト」ってことば使わないねー。よくできているNゲージレイアウトです。1階の鍵のかかった部屋にも大きな橋2つの路面モジュール・レイアウトも・・。あれこの「道路併用橋」はどっかで見たような・・。しかし、なかなか腕の立つモデラーですね。作り手に一度会ってみたいと思いました。(後で調べたら製作者は大阪の「高槻Nゲージクラブ」だそうです。)

■昆虫館の前の自販機でコーラを買って飲んで涼んでいたら、モ510もどきのコミバスがやってきた。このバスは目立ちますねー。ドア越しに運転手さんと「暑いですねー」と話をして写真を撮った。「このバスはどっちが前でどっちが後ろか?」ってクイズみたい。答え:乗降ドアは進行方向左です(笑)

■お客さんが少ないので乗らないのは可哀想だったが、車で華厳寺までいき、その後「谷汲温泉満願の湯」というお風呂に入った。ここも「貸し切り」だった。

■「満願の湯」は弱アルカリ泉で透き通っているが、加温するためのボイラーの煙突が露天風呂のすぐ傍にあるのが残念。自分のような身体が傷ついた人間にはあっさりしすぎて物足りなかった。暑い日なので一旦さっぱりはしましたが、その後、美濃赤坂へいったので結局、身体は汗まみれになりました。

■模型も気になるし、華厳寺の参道の桜の本数はハンパではない。谷汲はのんびりした良いところです。